
「思い出深いマシン」や「印象に残っている機種」を取り上げる本コラム。今回は、大手メーカー「大都技研」が5号機として初のオリジナル機種『忍魂』について書いていく。
2009年1月にリリースされた本機は、純増約1.5枚のART「月光の刻」とボーナスを絡めながら出玉を伸ばしていくノーマル+ART機。通常時はレア役からARTの直撃抽選を行っており、その期待度は設定や内部状態によって大きく異なる。
その「月光の刻」はゲーム上乗せ&セットストックタイプで、上乗せ契機はチェリーやチャンス目といったレア役がメイン。よくあるチャンスゾーンや特化ゾーンなどは搭載されず、非常にシンプルなスペックとなっている。
また、ART当選時に複数セット(最大6セット)ストックできる可能性もあり、ストック保有時はART消化後に即放出。ARTラストゲームのレバーONでアツくなれるのも、本機の特徴といえるだろう。
そして『忍魂』シリーズの醍醐味といえば、ARTを盛り上げる俊逸な演出で、その中でも、チャンス時にロボットが現れて襲ってくる演出は筆者の大好物。この演出が発生するタイミングで鳴る効果音が、またいい具合にマッチングしていて最高なのだ。
ART やAT中にゲーム数の上乗せをすると、「〇〇G!!」の告知演出とともに効果音などが鳴って派手な演出を絡めたりする機種が多いなか、本機は派手や演出や激しめな効果音が鳴るわけでもなく、上乗せ時は告知ゲーム数がすぐ消えてしまうため、かなりあっさりしているのも印象的だ。
先述した通り、本機は2009年1月にリリースされているので、今から12年以上前の機種ということになる。当時は、パチスロを始めたばかりということもあって、『忍魂』はとても印象深い。パチスロに関する知識はほとんどなく、よくわからず打っていた。
決して打ち込んだわけでもなく、大量出玉を獲得したわけでもないが、全国では「万枚報告」も出ており、いま思い返しても5号機屈指の「名機」といえるだろう。
『忍魂』シリーズは過去作も合わせて全3機種がリリースされているが、その全てがノーマル+ART機。6号機以降、このようなタイプのマシンはすっかり減ってしまったが、つい先日、6.2号機として『マジカルハロウィン〜Trick or Treat!〜』が同タイプでリリースされた。この流れで、5号機のような「ノーマル+ART機」が蘇ることを願いたい。
(文=ひろ吉)
<著者プロフィール>
IT業界の世界に興味を抱き、iPhoneアプリの開発を4年程経験。その後、WEBマーケティングの知識や経験を重ねてきた。パチンコ・パチスロのヘビーユーザーであり、機種のスペック等の研究に時間を注いでいる。現在はパチMAXにて、パチンコやスロットの考察記事・実戦記事をメインに作成中。自身が好む低純増・低ベース機の動向にも注目している。
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