
オンラインで手軽にプレイできるカジノゲームは人気が増していますが、この人気ぶりはこれからも続くのでしょうか?日本におけるカジノゲームの振興と未来について解説します。
実は日本人は賭け事が大好きな民族?
時代劇などを見ると、「丁か半か!?」という掛け声とともにサイコロを振る場面がよく出てきますが、実は「日本書紀」に日本最古の賭博の記録があると言われています。戦国時代には丁半博打が大流行していますし、今では大人しく真面目と言われる日本人ですが、昔からスリリングなイベントが大好きな民族なのかもしれません。
現在も公営を中心に営まれているギャンブルは多く、「競馬」「競輪」「競艇」「オートレース」「パチンコ・パチスロ」、そしてちょっと毛色は違いますが「宝くじ」があります。最近では「スポーツ振興宝くじ」としてサッカーなどさまざまなスポーツにも賭けることができるようになっており、国民性もさながら、市場としても土壌が整っています。
コラボ天国、広がりあるIPがたくさん
IPビジネスとは、知的財産を生かしてライセンス料などを得るビジネスのことですが、日本にはたくさんのIPがあります。漫画、アニメ大国である日本にはたくさんのキャラクターと物語が生まれていますし、ハローキティなど世界に進出したキャラクターも数多くいます。こういったIPにはすでにファンがついていることもあり、ゲームやパチンコとコラボレーションするだけで、一定のプレイヤーを見込むことができます。こういった点でも、日本文化との連携が振興しやすい環境を整えています。
実は、規制するより、整えて活用する日本
暗号資産、NFTなど新しいものが登場すると、規制を強化したり、発展に遅れがちな印象がある日本ですが、実はそうでない一面も持っています。特に暗号資産に関しては規制を強化する諸外国がある中で、2017年から法整備を整え、積極的に活用する方針を示しています。その影響もあり、ビックカメラなどの店舗やECを中心にビットコイン決済などの導入が可能になっています。
最近ではオンカジ 入金不要ボーナスといったお得なサービスも相まってオンラインカジノが人気を博していますが、大阪、長崎などに店舗型カジノの建設も検討されていますし、カジノゲーム領域においても「整えて経済活性化に生かす」という方針が取られていると考えられます。
オンラインプレイがさらに市場を盛り上げる
パチンコやパチスロは昔から人気で、漫画などとのキャラクターコラボだけでなく、独自のIPで人気の機種もたくさん登場しています。スマホアプリなどでもこういったゲームは多くプレイされていますが、オンラインで手軽に本格的なスロットなどのカジノゲームをすることも市場を押し上げています。リアルタイムでプレイできるライブゲームも登場し、ますます世界中と繋がってプレイしやすくなったカジノゲーム分野。日本においてはまだ課題もありますが、「整えて活性化」していくと見られ、これからの盛り上がり、進化が非常に楽しみな領域となっています。